View source for CrudeDrug:Gardeniae Fructus

==Picture==
{{CrudeDrug/AlpsPic|
|1= Gardenia Fruit (サンシシ、スイシシ)
|2= colspan=3& '''サンシシ''' <BR> 1. China Hunan 湖南 && 2. China Jiangxi 江西 && 3. China Hubei 湖北 <BR> 4. China Zhejiang 浙江 && 5. China Fujian 福建 && 6. China Guangxi 広西 <BR> 7. China Guangxi 広西 (殻去り) && 8. Japan Aichi 愛知 && 9. Korea 韓国 
|3= colspan=2& '''スイシシ''' <BR> 1. China Sichuan 四川 && 2. China Hunan 湖南 <BR> 3. China Hubei 湖北 && 4. China Guangxi 広西 <BR> 5. China Guangxi 広西 (殻去り) && 6. Taiwan 台湾 
}}

{{CrudeDrug
|nameJ=サンシシ 
|nameC=山梔子 
|nameE=Gardenia Fruit
|speciesL=Gardenia jasminoides Ellis
|speciesJ=クチナシ
|speciesC=山梔、梔子、巵子、支子
|speciesE=Common Gardenia, Cape Jasmine
|genusJ=クチナシ属
|genusE=Gardenia
|familyJ=アカネ科
|familyE=Rubiaceae
|partUsedJ=果実
|propertyJ=本品はほぼ長卵形～卵形を呈し、長さ1～5cm、幅1～1.5cmである。外面は黄褐色～黄赤色で、通例6本、まれに5本又は7本の明らかな綾線がある。一端にはがく又はその跡があり、他端には果柄を付けているものもある。果皮の内面は黄褐色を呈し、平らでつやがある。内部は2室で、黄赤色～暗赤色の胎座に種子の団塊が付く。種子はほぼ円形で偏平、長径約0.5cmで、黒褐色又は黄赤色である。
本品は弱いにおいがあり、味は苦い。
|constituentJ=ゲニポシド、ゲニピンゲンチオビオシド、ガルデノシド、シャンジシド、ゲニピン、クロシン
|constituentE=geniposide, genipingentiobioside, gardenoside, shanzhiside, genipin, crocin
|testJ=(１)比色法：本品の粉末をデシケーター(シリカゲル)で24時間乾燥し、その1.0gに温湯100mLを加え、しばしば振り混ぜながら60～70℃で30分間加温し、冷後、ろ過する。ろ液1.0mLに水を加えて10mLとする。この液の色は黄色で、次の比較液よりうすくない。比較液：カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム三水和物9.8mgを水に溶かし、正確に10mLとする。この液1mLを正確に量り、水を加えて正確に50mLとする。<br>(２)TLC法：本品の粉末1.0gにメタノール20mLを加え、水浴上で3分間加温し、冷後、ろ過し、ろ液を試料溶液とする。別に薄層クロマトグラフィー用ゲニポシド1mgをメタノール1mLに溶かし、標準溶液とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液及び標準溶液5μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル／メタノール混液(3：1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに4－メトキシベンズアルデヒド・硫酸試液を均等に噴霧し、105℃で10分間加熱するとき、試料溶液から得た数個のスポットのうち1個のスポットは、標準溶液から得た暗紫色のスポットと色調及びRf値が等しい。
|pharmacopeiaJ=1508
|effectJ=鎮静、消炎、解熱、止血、利胆、うちみ・ねんざの改善
|usageJ=充血または炎症による心煩（精神不安）、吐血、血尿、充血、黄疸などに応用する。粉末を黄柏末などと混和し酢で練り、打撲傷に外用する。
|links= sm-sun:syou-sa/sansisi&&tsumura:sansisi&&uchida:sanshishi
|dryingLoss=13.0 %以下
|ashContent=6.0 %以下
|AIA=
}}

{{CrudeDrug/Text
|3 = 【効能または効果】うちみ、ねんざ No.2174
|4 = うちみ、ねんざ 
|5 = 【薬効】 (略)。	【適用】 充血、吐血、血尿、黄疸などを伴う疾病に消炎、止血、解熱、鎮静薬として漢方方剤に配剤される。	2-244
|6 = 【薬効】 (略)。	【適用】 充血、吐血、血尿、黄疸などを伴う疾病に消炎、止血、下熱、鎮静薬として漢方方剤に配剤される。	2-286
|7 = 【薬効】 〔薬理〕 (略)。 	【適用】 精神不安、充血、吐血、下血、血尿、黄疸などを伴う疾患に鎮静、止血、消炎、下熱薬として漢方方剤に配合される。	D-360
|8 = 【適用】 漢方処方用薬で、粉末は三黄散に用い、また、外用することもある。	漢方方剤: (略)	D-373
|9 = 【適用】 漢方処方用薬として、消炎排膿薬、皮膚疾患用薬、尿路疾患用薬、精神神経用薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。(略)。	漢方処方: (略)	D-388
|10 = 【適用】漢方処方用薬として、消炎・排膿薬、皮膚疾患用薬、尿路疾患用薬、精神神経用薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。粉末は三黄散に用い、また、外用することもある。漢方: 茵?蒿湯、温清飲、黄連解毒湯、加味逍遙散、荊芥連翹湯、柴胡清肝湯、清上防風湯、清肺湯、防風通聖散、竜胆瀉肝湯など　D-389
|11 = 【適用】漢方処方用薬として、消炎・排膿薬、皮膚疾患用薬、尿路疾患用薬、精神神経用薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。粉末は三黄散に用い、また、外用することもある。漢方: 茵?蒿湯、温清飲、黄連解毒湯、加味逍遙散、荊芥連翹湯、柴胡清肝湯、清上防風湯、清肺湯、防風通聖散、竜胆瀉肝湯など　D-426
|12 = 【適用】漢方処方用薬として、消炎・排膿薬、皮膚疾患用薬、尿路疾患用薬、精神神経用薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。粉末は三黄散に用い、また、外用することもある。漢方: 茵?蒿湯、温清飲、黄連解毒湯、加味逍遙散、荊芥連翹湯、柴胡清肝湯、清上防風湯、清肺湯、防風通聖散、竜胆瀉肝湯など　D-459
|13 = 【適用】漢方処方用薬として、消炎・排膿薬、皮膚疾患用薬、尿路疾患用薬、精神神経用薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。粉末は三黄散に用い、また、外用することもある。漢方: 茵?蒿湯、温清飲、黄連解毒湯、加味逍遙散、荊芥連翹湯、柴胡清肝湯、清上防風湯、清肺湯、防風通聖散、竜胆瀉肝湯など　D-290
|14 = 【適用】漢方処方用薬として、消炎・排膿薬、皮膚疾患用薬、尿路疾患用薬、精神神経用薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。粉末は三黄散に用い、また、外用することもある。漢方: 茵?蒿湯、温清飲、黄連解毒湯、加味逍遙散、荊芥連翹湯、柴胡清肝湯、清上防風湯、清肺湯、防風通聖散、竜胆瀉肝湯など　D-342
|15 = 抗炎症作用を期待して用いられる（P. 166）。
|19 = 記載なし
|20 = 記載なし
|21 = 記載なし
|22 = 記載なし
|23 = 記載なし
|24 = 正P393: 解熱と心煩を治するを以て主効とす。この解熱作用は黄?と類似すれども、其よりも少しく微弱なるを異にす。其他耳鳴、声音嘶嗄（熱候を有し嘶嗄するもの）、黄疸、吐血、衂血等に応用す。
|25 = P369: 疼痛、腫瘍に効あり。稀に解熱、頭痛等に用いる。
|26 = 記載なし
|27 = 記載なし
|28 = 記載なし
|29 = 記載なし
|30 = 記載なし
|31 = 記載なし
|32 = P126: 漢方: 消炎、利尿、鎮静、止血剤。茵?蒿湯など
|33 = P90: 消炎、利尿、鎮静、止血剤
|34 = P144: (1)黄疸に用いる(茵?応湯、梔子柏皮湯など)。(2)充血、吐血に用いる(黄連解毒湯)。(3)鎮静、解熱作用がある(梔子?湯)。(4)打撲、挫傷に外用。粉末にして小麦粉を加え、水でこねて患所に置く。(5)染色用。
|35 = P68: 消炎、鎮静の目的をもって処方に配合される。
|36 = P245: 消炎、鎮静の目的をもって処方に配合される。
|37 = 記載なし
|38 = 記載なし
|39 = P200: 消炎、止血、利胆、解熱、鎮静薬として特に心臓部の炎症、充血を主とし吐血、血尿、充血、黄疸、不眠などを治す目的で漢方方剤中に配合される。　粉末をオウバク末などと混合して酢で練り、打撲傷などに外用する。
|40 = P52: 充血、吐血、黄疸を伴う疾患に漢方方剤として用いる。
|41 = P67: 消炎、利尿、鎮静、止血薬として漢方に配合され、黄連解毒湯などに応用される。またサンシシ末はオオバク末と小麦粉を加え、これを卵白で練り合わせパウダー状にして、打撲、挫傷の患部に直接貼付する外用薬でもある。そのほか食品の着色料に用いられる。
|42 = P14: 消炎、鎮静、止血、解熱
|43 = P149: 漢方で鎮静、消炎、止血、解熱、利胆を目標に精神不安、住血、黄疸、出血などの症状に用いる。
|44 = P186: 効能記載なし 　P188(サンシシ末): 漢方で清熱薬(黄疸、胸苦しい、不眠、炎症、充血、鼻出血、血尿などに)として処方。また打ち身、捻挫などに外用。
|45 = P149: (1)黄疸に用いる(茵?応湯、梔子柏皮湯など)。(2)充血、吐血に用いる(黄連解毒湯)。(3)鎮静、解熱作用がある(梔子?湯)。(4)打撲、挫傷に外用。粉末にして小麦粉を加え、水でこねて患所に置く。(5)染色用。
|46 = P224: 効能記載なし 　P226(サンシシ末): 漢方で清熱薬(黄疸、胸苦しい、不眠、炎症、充血、鼻出血、血尿などに)として処方。また打ち身、捻挫などに外用。
|47 = P208: 消炎、止血、利胆、下熱、鎮静薬として、とくに充血、吐血、黄疸、不眠を治す目的で、黄連解毒湯などの漢方処方に配合する。
|48 = P241: 消炎、止血、利胆、解熱、鎮静薬。
|49 = P209: 消炎、止血、利胆、下熱、鎮静薬として、特に充血、吐血、黄疸、不眠を治す目的で、黄連解毒湯、茵?蒿湯などの漢方処方に配合する。
|50 = P175: : 漢方で熱性の諸病に清熱、瀉火、涼血薬とし、消炎、排膿、皮膚疾患用薬、尿路疾患用薬、生津神経用薬などに配合される。また食品用黄色色素として使われる。
|51 = P196: 漢方処方用薬(消炎・排膿薬、皮膚疾患用薬、尿路疾患用薬、精神神経用薬とみなされる処方に配合)
|52 = P318: 内用としては鎮静、消炎、止血、解熱、利痰を目標に精神不安、充血、黄疸、出血などに用いる。外用として打撲、捻挫に用いる。
|53 = P240: 消炎、止血、利胆、解熱、鎮静薬。
|54 = P140: 漢方で鎮静、消炎、止血、解熱、利胆を目標に精神不安、住血、黄疸、出血などの症状に用いる。民間で打撲、挫傷(外用)。また食用色素、染料に用いる。
|55 = P248: 消炎、止血、利胆、解熱、鎮静薬として、とくに充血、吐血、黄疸、不眠を治す目的で、黄連解毒湯などの漢方処方に配合する。
|56 = P152: 消炎、排膿、利胆、解熱
|57 = P156: 漢方処方用薬として、消炎排膿薬、皮膚疾患用薬、尿路疾患用薬、精神神経用薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。
|58 = P44: 漢方で鎮静、消炎、止血、解熱、利胆を目標に精神不安、充血、黄疸などの症状に用いる。配合処方: 茵?蒿湯、黄連解毒湯、荊芥連翹湯、柴胡清肝湯、防風通聖散など。
|59 = P62: 充血または炎症による心煩を去る。充血、排膿、黄疸などに応用する。粉末を酢で練り、打撲傷に外用する。処方例: 茵?蒿湯、温清飲黄連解毒湯、加味逍遙散、梔子乾姜湯、辛夷清肺湯、防風通聖散
|60 = P46: 主に消炎排膿薬、皮膚疾患用薬、尿路疾患用薬、精神神経用薬とみなされる漢方処方に配合。
|61 = P206: 漢方処方用薬で、解熱、消炎、止血、鎮静などの目的で用いられる。黄色食用色素、染料にも用いる。
|62 = P246: もっぱら漢方に使い、清熱し、充血性の炎症を鎮める薬能がある。熱病、煩悶感、不眠、黄疸、消渇(多飲、多尿するもの)、結膜炎、吐血、鼻出血、血便下痢、血尿、炎症性の腫れ物、できもの、捻挫などを主治する。消炎排膿薬、皮膚疾患用薬、尿路疾患用薬、精神安定薬とみなされる処方に配合される。打撲、挫傷に外用することもある。
|63 = P124: 利胆。漢方では、鎮静、消炎、止血、解熱、利胆を目標に精神不安、充血、黄疸などの症状に用いられる。
|64 = P53: 消炎排膿、皮膚疾患、尿路疾患、精神神経用薬に配合される。漢方処方: 加味逍遙散など
|65 = P134: 消炎排膿薬、皮膚疾患用薬、尿路疾患用薬、精神神経用薬。（中）清熱瀉火薬。方剤: 温清飲、黄連解毒湯、加味逍遙散、柴胡清肝湯、清上防風湯、清肺湯など。
|66 = P352: 利胆、消炎、解熱、鎮静、止血作用などを目的として，茵?蒿湯や黄連解毒湯などの漢方処方に配合されている。
|67 = P152: (1)漢方で、黄疸、充血、吐血に用いる。(2)打撲、捻挫に外用。粉末にして小麦粉を加え、水でこねて患部に置く。(3)食品着色料。
|68 = P173: もっぱら漢方に用い、多くの処方に配合される。
|73 = P574: 鎮痛、利胆、止血、消炎
|74 = P150: 消炎、鎮静、止血、利胆
}}