Aritalab:Lecture/JSBi/Test/Math
From Metabolomics.JP
Contents |
確率
分布
正規分布
よく見る釣鐘型の分布。どんな分布でも、その中から要素をランダムに抽出して和をとったものの分布は、正規分布に近づく(中心極限定理)。期待値が0, 分散が1になるようにスケーリングしたものを標準正規分布といい、と書く。
正規分布表
標準正規分布表の見方。
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表におけるzの値は上から順に左→右方向にみる。正規分布全体の面積を1.0としたときの、 zから上側の面積を示している。例えば標準偏差が2.0以上の面積は0.0228、2.2以上の面積は0.0139。
ポアソン分布
稀にしか起こらない離散的な事象を数える際に用いる分布。 単位時間中に平均λ回発生する事象が、ぴったりk回発生する確率を
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と定義する。
二項分布
コイン投げをして表裏がでる回数を記録したときにできる分布。 離散的な分布だが、フェアなコインを30回程度投げると正規分布で非常によく近似できる。
統計・推定
母集団から無作為に抽出された標本集団から、もとの母集団を統計的に推し量ることを推定という。
回帰分析
従属変数(近似したい値、目的変数ともいう)と説明変数(近似に用いるデータ)の関係を統計的に推定することを回帰分析という。 1個の説明変数から1個の従属変数を予測する場合を単回帰、説明変数を複数用いる場合を重回帰という。 従属変数をy、説明変数をxとすると
の形でパラメータa_{ij}を最小二乗法で決定する線形回帰が一般的。
点推定と区間推定
標本の値から、母集団の平均値や分散を予測することを点推定(数値を点として予測)と呼び、その推定がどれ位ずれているかを区間推定と呼ぶ。