CrudeDrug:Forsythiae Fructus
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|testJ=(1)Liebermann-Burchard反応:本品の粉末0.2gに無水酢酸2mLを加えてよく振り混ぜ、2分間放置した後、ろ過する。ろ液1mLに硫酸0.5mLを穏やかに加えるとき、境界面は赤紫色を呈する。<br>(2)マグネシウム・塩酸反応:本品の粉末1gにメタノール10mLを加え、水浴上で2分間加温した後、ろ過する。ろ液5mLにリボン状のマグネシウム0.1g及び塩酸1mLを加えて放置するとき、液は淡赤色~黄赤色を呈する。 | |testJ=(1)Liebermann-Burchard反応:本品の粉末0.2gに無水酢酸2mLを加えてよく振り混ぜ、2分間放置した後、ろ過する。ろ液1mLに硫酸0.5mLを穏やかに加えるとき、境界面は赤紫色を呈する。<br>(2)マグネシウム・塩酸反応:本品の粉末1gにメタノール10mLを加え、水浴上で2分間加温した後、ろ過する。ろ液5mLにリボン状のマグネシウム0.1g及び塩酸1mLを加えて放置するとき、液は淡赤色~黄赤色を呈する。 | ||
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− | |effectJ= | + | |effectJ=消炎、排膿、利尿、解毒 |
|usageJ=瘡瘍の炎症、皮膚病などに応用する。 | |usageJ=瘡瘍の炎症、皮膚病などに応用する。 | ||
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General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
Contents |
[edit] Picture
Photographs of Forsythia Fruit (レンギョウ) (by Alps Pharm. アルプス薬品) | |||||||||||
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連翹
レンギョウ Forsythia Fruit | |
---|---|
Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 果実 |
Property | 本品はさく果で、卵円形~長卵円形を呈し、長さ1.5~2.5cm、幅0.5~1cmである。先端はとがり、基部に果柄を残存するものがある。外面は淡褐色~暗褐色で淡灰色の小隆起点が散在し、2本の縦みぞがある。縦みぞに沿って裂開したものは先端がそり返る。裂開した果皮の内面は黄褐色で、中央に隔壁がある。種子は細長い長楕円形で、長さ0.5~0.7cm、通例、翼がある。
本品は弱いにおいがあり、味はない。 |
Test | (1)Liebermann-Burchard反応:本品の粉末0.2gに無水酢酸2mLを加えてよく振り混ぜ、2分間放置した後、ろ過する。ろ液1mLに硫酸0.5mLを穏やかに加えるとき、境界面は赤紫色を呈する。 (2)マグネシウム・塩酸反応:本品の粉末1gにメタノール10mLを加え、水浴上で2分間加温した後、ろ過する。ろ液5mLにリボン状のマグネシウム0.1g及び塩酸1mLを加えて放置するとき、液は淡赤色~黄赤色を呈する。 |
Drying loss | |
Ash content | 5.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | |
Pharmacopeia | 日局 16-p1598 |
Effect | 消炎、排膿、利尿、解毒 |
Constituent | フォルシチアシド、アルクチイン、アルクチゲニン、フィリリン、マタイレジノール、ピノレジノール、ピノレジノールグルコシド、フォルシトシド、サスペンサシド、ルチン、オレアノール酸 forsythiaside, arctiin, arctigenin, phillyrin, matairesinol, pinoresinol glucoside, forsythoside, suspensaside, rutin, oleanolic acid |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS
Prescriptions 処方一覧
防風通聖散 (ボウフウツウショウサン) 独活湯 (ドッカツトウ) 治頭瘡一方 (ジズソウイッポウ) 治頭瘡一方去大黄 (ジズソウイッポウキョダイオウ) 十味敗毒湯 (ジュウミハイドクトウ) 荊防敗毒散 (ケイボウハイドクサン) 荊芥連翹湯 (ケイガイレンギョウトウ) 駆風解毒散 (クフウゲドクサン) 響声破笛丸 (キョウセイハテキガン) 麻黄連軺赤小豆湯 (マオウレンショウセキショウズトウ) 涼膈散 (リョウカクサン) 竜胆瀉肝湯 (リュウタンシャカントウ) 柴胡清肝湯 (サイコセイカントウ) 清上防風湯 (セイジョウボウフウトウ)
[edit] 歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載
利用する場合は以下を引用してください。
- 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 | 書名 | 出版年 | 記載 |
---|---|---|---|
3 | 局方医薬品承認申請の手引き | 1980 | 記載なし |
4 | 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) | 2015 | 記載なし |
5 | JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) | 1961 | 記載なし |
6 | JP8 解説書 | 1971 | 記載なし |
7 | JP9 解説書 | 1976 | 【適用】 漢方では消炎、利尿、解毒、排膿などの目的で方剤に配合される。 D-955 |
8 | JP10 解説書 | 1981 | 【適用】 漢方処方用薬である。 漢方方剤: (略) D-976 |
9 | JP11 解説書 | 1986 | 【適用】 漢方処方用薬である。消炎排膿薬、皮膚疾患用薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-1038 |
10 | JP12 解説書 | 1991 | 【適用】 漢方処方用薬である。消炎排膿薬、皮膚疾患用薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-1044 |
11 | JP13 解説書 | 1996 | 【適用】 漢方処方用薬である。消炎排膿薬、皮膚疾患用薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-1155 |
12 | JP14 解説書 | 2001 | 【適用】 漢方処方用薬である。消炎排膿薬、皮膚疾患用薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-1235 |
13 | JP15 解説書 | 2006 | 【適用】 漢方処方用薬である。消炎排膿薬、皮膚疾患用薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-682 |
14 | JP16 解説書 | 2011 | 【適用】 漢方処方用薬である。消炎排膿薬、皮膚疾患用薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-824 |
15 | 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) | 2007 | 鎮痛、抗菌等の作用を期待して用いられる(P. 184) 。 |
19 | 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 | 1887 | 記載なし |
20 | 『生藥學』第5版 下山順一郎 | 1901 | 記載なし |
21 | 『簡明生藥學』島崎健造 | 1909 | 記載なし |
22 | 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 | 1913 | 記載なし |
23 | 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 | 1916 | 記載なし |
24 | 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 | 1931 | 正P376: 瘍瘡、瘰癧、疥癬等に与へて其膿及び毒素の排出を促し、腫脹を去り、疼痛を緩解せしむ。然れども其排膿を促し疼痛をとむるには、紅暈を来たし中心に膿點を有する際を適当とせり。又既に自潰せるものには与ふることを禁ず。 |
25 | 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 | 1933 | P365: 消毒薬とす。疥癬,瘍瘡等に内服して効あり。 |
26 | 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1934 | 記載なし |
27 | 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1943 | 記載なし |
28 | 『生藥學教科書』木村康一 | 1949 | 記載なし |
29 | 『最新生薬学』刈米達夫 | 1949 | 記載なし |
30 | 『生薬学』三橋博、醫學書院 | 1958 | 記載なし |
31 | 『生薬学』第4版、藤田路一 | 1963 | 記載なし |
32 | 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 | 1965 | 記載なし |
33 | 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 | 1966 | P93: 解毒、消炎、利尿剤 |
34 | 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 | 1967 | 記載なし |
35 | 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 | 1971 | P80: 消炎、利尿、排膿、解毒薬。 |
36 | 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 | 1973 | P411: 解毒、排膿、消炎、利尿薬でルイレキに用いる。 |
37 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1975 | 記載なし |
38 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1976 | 記載なし |
39 | 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 | 1978 | P182: 消炎、利尿、排膿、解毒薬として漢方処方に配合され、ルイレキ、腫瘍の炎症、皮膚病などに応用する。 |
40 | 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 | 1978 | P140: 皮膚疾患、消炎性利尿、排膿剤。 |
41 | 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 | 1978 | P73: 消炎、利尿、排膿、解毒薬として漢方処方に配剤される。 |
42 | 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 | 1980 | P41: 消炎、利尿、排膿、解毒 |
43 | 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 1982 | P163: 漢方では消炎、利尿、解毒、排膿などを目標に用いる。 |
44 | 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1984 | P406: 漢方で清熱薬(発熱、炎症、化膿症などに)として処方。 |
45 | 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 | 1987 | P158: 消炎、利尿、排膿、解毒に用いられる。 |
46 | 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1987 | P452: 漢方で清熱薬(発熱、炎症、化膿症などに)として処方。 |
47 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 1989 | P194: 消炎、利尿、解毒、排膿を目的として防風通聖散などの漢方処方。 |
48 | 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 | 1990 | P248: 解毒、消炎、消腫、排膿、利尿薬。 |
49 | 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 | 1992 | P195: 消炎、利尿、解毒、排膿を目標として防風通聖散、十味敗毒湯、荊芥連翹湯などの漢方処方。 |
50 | 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 | 1993 | P175: 漢方で清熱薬とされ、消炎・排膿薬、皮膚疾患用薬などに配合される。抗菌、抗ウイルスの作用がある。 |
51 | 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 | 1997 | P233: 漢方処方用薬(消炎・排膿薬、皮膚疾患用薬とみなされる処方に配合) |
52 | 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 | 1997 | P413: 漢方処方薬。解毒抗炎症薬として同効薬の板藍根と配合し皮膚、耳鼻咽喉部のうっ血、炎症に用いられる。同様に牛蒡子、黄連などとも配合される。 |
53 | 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 | 1998 | P248: 解毒、消炎、消腫、排膿、利尿薬。 |
54 | 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 2001 | P153: 漢方では消炎、利尿、解毒、排膿などを目標に用いる。 |
55 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 2002 | P233: 消炎、利尿、解毒、排膿を目的として防風通聖散などの漢方処方に配合される。 |
56 | 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 | 2002 | P156: 消炎、解毒、排膿、利尿 |
57 | 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 | 2003 | P120: 消炎排膿、皮膚疾患薬とされる。 |
58 | 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 | 2004 | P117: 漢方で消炎、利尿、解毒、排膿などを目標に用いる。配合処方: 響声破笛丸、駆風解毒散、独活湯、防風通聖散など。 |
59 | 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 | 2004 | P105: 消炎、利尿、排膿薬として各種の炎症に用いる。特に、温病による喉の腫れに使われる。処方例: 響声破笛丸、荊芥連翹湯、駆風解毒散、防風通聖散 |
60 | 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 | 2005 | P43: 胆汁分泌促進作用。消炎排膿薬、皮膚疾患用薬とみなされる漢方処方に配合される。 |
61 | 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 | 2006 | P198: (略)消炎薬、利尿薬、排膿解毒薬として漢方処方に配合。 |
62 | 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 | 2007 | P234: もっぱら漢方に使い、清熱し解熱する、?血を除き、腫れを治すなどの薬能がある。咽喉部の炎症や痛み、皮膚発疹、化膿性・炎症性のできもの、小便の出渋るものなど消炎排膿薬、皮膚疾患用薬とみなされる処方に配剤される。 |
63 | 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS | 2007 | P120: 抗菌、消炎 |
64 | 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 | 2008 | P85: 消炎、排膿作用があり、さまざまな化膿症、皮膚病などに用いる。漢方処方: 荊芥連翹湯など |
65 | 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 | 2009 | P141: 消炎排膿薬、皮膚疾患用薬、利尿薬。(中)清熱解毒薬。方剤: 響声破笛丸、清上解毒散、荊芥連翹湯、柴胡清肝湯、十味敗毒湯、防風通聖散など |
66 | 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 | 2012 | P372: 消炎、排膿、解毒、抗菌、利尿作用などを期待して、防腐通聖散、十味敗毒湯、荊芥連翹湯などの漢方処方に配合されている。 |
67 | 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 | 2012 | P162: 抗菌作用をもち、消炎、利尿、排膿、解毒を目標に漢方薬に配合される。 |
68 | 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 | 2015 | P409: もっぱら漢方に用いる。 |
73 | 青本「化学」、薬学ゼミナール | 2016 | P582: 抗菌、胆汁分泌促進 |
74 | コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール | 2014 | 記載なし |