CrudeDrug:Malloti Cortex
From Metabolomics.JP
(Difference between revisions)
(One intermediate revision by one user not shown) | |||
Line 1: | Line 1: | ||
− | {{ | + | {{ {{NAMESPACE}}/Header}} |
{{CrudeDrug | {{CrudeDrug | ||
Line 14: | Line 14: | ||
|familyE=Euphorbiaceae | |familyE=Euphorbiaceae | ||
|partUsedJ=樹皮 | |partUsedJ=樹皮 | ||
− | |propertyJ= | + | |propertyJ=本品は板状又は半管状の皮片で、厚さ1~3mm、外面は帯緑灰色~帯褐灰色で、灰白色~褐色の皮目が群をなし、縦しま状の模様として認められる。内面は淡黄褐色~灰褐色で多数の縦線を認めるが、平滑である。折りやすく、切面はやや繊維性である。 |
+ | 本品はわずかににおいがあり、味はやや苦く、わずかに収れん性である。 | ||
|constituentJ=ベルゲニン、ゲラニイン、コリラギン、カテキン、ガロカテキン | |constituentJ=ベルゲニン、ゲラニイン、コリラギン、カテキン、ガロカテキン | ||
− | |constituentE=bergenin | + | |constituentE=bergenin, geraniin, corilagin, catechin, gallocatechin |
− | |testJ= | + | |testJ=TLC法:本品の粉末0.5gにメタノール10mLを加え、水浴上で5分間加温し、ろ過し、ろ液を試料溶液とする。別に薄層クロマトグラフィー用ベルゲニン1mgをメタノール1mLに溶かし、標準溶液とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液及び標準溶液10μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲル(蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル/エタノール/水混液(100:17:13)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長254nm)を照射するとき、試料溶液から得た数個のスポットのうちRf値0.5付近の1個のスポットは、標準溶液から得た暗青色のスポットと色調及びRf値が等しい。 |
− | |pharmacopeiaJ= | + | |pharmacopeiaJ=1445 |
|effectJ=抗潰瘍 | |effectJ=抗潰瘍 | ||
|usageJ=胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃腸疾患、胆石症などに応用される。 | |usageJ=胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃腸疾患、胆石症などに応用される。 |
Latest revision as of 15:24, 15 August 2011
Crude-drug Top Gallery |
General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
赤芽柏
アカメガシワ Mallotus Bark | |
---|---|
Species * ... non-plant |
|
Part(s) Used | 樹皮 |
Property | 本品は板状又は半管状の皮片で、厚さ1~3mm、外面は帯緑灰色~帯褐灰色で、灰白色~褐色の皮目が群をなし、縦しま状の模様として認められる。内面は淡黄褐色~灰褐色で多数の縦線を認めるが、平滑である。折りやすく、切面はやや繊維性である。
本品はわずかににおいがあり、味はやや苦く、わずかに収れん性である。 |
Test | TLC法:本品の粉末0.5gにメタノール10mLを加え、水浴上で5分間加温し、ろ過し、ろ液を試料溶液とする。別に薄層クロマトグラフィー用ベルゲニン1mgをメタノール1mLに溶かし、標準溶液とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液及び標準溶液10μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲル(蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル/エタノール/水混液(100:17:13)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長254nm)を照射するとき、試料溶液から得た数個のスポットのうちRf値0.5付近の1個のスポットは、標準溶液から得た暗青色のスポットと色調及びRf値が等しい。 |
Drying loss | 13.0 %以下( 6時間) |
Ash content | 12.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | 2.5 %以下 |
Pharmacopeia | 日局 16-p1445 |
Effect | 抗潰瘍 |
Constituent | ベルゲニン、ゲラニイン、コリラギン、カテキン、ガロカテキン bergenin, geraniin, corilagin, catechin, gallocatechin |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS