Doc:Ginger family
From Metabolomics.JP
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+ | 生姜、乾姜はショウガ科のショウガ [[Species:Zingiber|''Zingiber officinale'']] Roscoe の根茎を基原とする。日本市場では生姜は外皮を去り乾燥するか、外皮を付けたまま切片状にスライスして乾燥したもので、乾姜は外皮を付けたまま湯通し、もしくは蒸した後乾燥したものである。生姜は辛温解表・鎮嘔薬として、乾姜は温中散寒・止痛薬として、多くの漢方方剤に配合されている。中国と韓国では、乾燥させていない新鮮なものを生姜、そのまま乾燥させたものを乾姜としており日本市場品とは名称が異なる。中国には、更に別に「均姜」「炮姜」と称するものもある。 | ||
+ | 神農本草経には「生姜」という名称では収載はなく、「乾姜」として中品に収載されており、「生の者尤も良し」という記載がある。一方、名医別録には「生姜」が収載され、「九月に採る」との記載しかないため、こちらは新鮮なショウガのようである。 {{CrudeDrug/Tochimoto}} | ||
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Revision as of 11:52, 29 November 2010
生姜、乾姜はショウガ科のショウガ Zingiber officinale Roscoe の根茎を基原とする。日本市場では生姜は外皮を去り乾燥するか、外皮を付けたまま切片状にスライスして乾燥したもので、乾姜は外皮を付けたまま湯通し、もしくは蒸した後乾燥したものである。生姜は辛温解表・鎮嘔薬として、乾姜は温中散寒・止痛薬として、多くの漢方方剤に配合されている。中国と韓国では、乾燥させていない新鮮なものを生姜、そのまま乾燥させたものを乾姜としており日本市場品とは名称が異なる。中国には、更に別に「均姜」「炮姜」と称するものもある。 神農本草経には「生姜」という名称では収載はなく、「乾姜」として中品に収載されており、「生の者尤も良し」という記載がある。一方、名医別録には「生姜」が収載され、「九月に採る」との記載しかないため、こちらは新鮮なショウガのようである。 (出典:栃本天海堂創立60周年記念誌)
日本と中国における生姜(ショウキョウ)、乾姜(カンキョウ)の違い Name difference of "Fresh" and "Dried" ginger between Japan and China | |||
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新鮮な根茎 Fresh ginger |
乾燥根茎 Dried ginger |
湯通しまたは蒸した後に乾燥した根茎 Steamed and dried ginger | |
日本での言い方 Japan |
ひね生姜 Hineshokyo |
生姜 乾生姜 Shokyo |
乾姜 Kankyo |
中国での言い方 China |
生姜 Shokyo |
乾姜 Kankyo |
なし never used |
In Japan, Fresh ginger is seldom used in Kampo formulas. Only the following recipes use fresh ones on this site.
- Boiogito 防已黄耆湯 (ボウイオウギトウ)
- Bukuryoin 茯苓飲 (ブクリョウイン)
- Bukuryotakushato 茯苓沢瀉湯 (ブクリョウタクシャトウ)
- Bunshoto 分消湯 (ブンショウトウ)
- Rikkunshito 六君子湯 (リックンシトウ)
- Shakanzoto 炙甘草湯 (シャカンゾウトウ)
- Shohangekabukuryoto 小半夏加茯苓湯 (ショウハンゲカブクリョウトウ)
- Shokyoshashinto 生姜瀉心湯 (ショウキョウシャシントウ)