CrudeDrug:Moutan Cortex
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牡丹皮 (Moutan Cortex
牡丹皮はボタン科のボタンPaeonia suffruticosa Andrews(Paeonia moutan Sims)の根皮を基原とする。牡丹には鼠姑(ソコ)、鹿韮(ロクキュウ)、百両金、木芍薬、花王、洛陽花、富賞花などの別名がある。別名の「洛陽花」は洛陽の人々がこの牡丹の花を非常に好み親しんだことから、「花王」は花の中で牡丹が第一、芍薬が第二となっているところから花王と呼ばれた様に、観賞用の花弁に由来する別名が多くある。生薬としては丹皮、粉丹皮などの一般名がある。赤い色(丹)のものが上品とされ、たとえ種ができても芽で繁殖でき、薬用部位は根皮であることから牡丹皮と呼ばれた。牡丹の名は中国秦漢時代以前の文献には見当たらず、観賞用として花弁が称賛され、栽培が広がった隋唐時代以降において、一般の文献に見られるようになった。 (より詳しく見る→栃本天海堂創立60周年記念誌)
牡丹皮
ボタンピ Moutan Bark | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 根皮 |
Property | 半管状の皮片。やや辛く苦い |
Test | TLC法(UV254nm、黒色) |
Drying loss | |
Ash content | 6.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | 1.0 %以下 |
Pharmacopeia | 日局 16-p1265 |
Effect | 抗菌、駆お血、消炎、止血、鎮痛 |
Constituent | ペオノール、ペオノシド、ペオノリド、ペオニフロリン paeonol |
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References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS
Prescriptions 処方一覧
知柏地黄丸 (チバクジオウガン) 腸廱湯 (チョウヨウトウ) 大黄牡丹皮湯 (ダイオウボタンピトウ) 牛車腎気丸 (ゴシャジンキガン) 牛膝散 (ゴシツサン) 八味丸 (ハチミガン) 八味地黄丸 (ハチミジオウガン) 加味帰脾湯 (カミキヒトウ) 加味逍遙散 (カミショウヨウサン) 加味逍遙散加川芎地黄 (カミショウヨウカセンキュウジオウ) 桂枝茯苓丸 (ケイシブクリョウガン) 桂枝茯苓丸料加薏苡仁 (ケイシブクリョウガンリョウカヨクイニン) 杞菊地黄丸 (コギクジオウガン) 甲字湯 (コウジトウ) 芎帰調血飲 (キュウキチョウケツイン) 芎帰調血飲第一加減 (キュウキチョウケツインダイイチカゲン) 味麦地黄丸 (ミバクジオウガン) 六味丸 (ロクミガン) 清熱補血湯 (セイネツホケツトウ) 折衝飲 (セッショイン) 騰竜湯 (トウリュウトウ) 温経湯 (ウンケイトウ)