CrudeDrug:Uncariae Uncis cum Ramulus
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General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
Contents |
Picture
Photographs of Uncaria (チョウトウコウ) (by Alps Pharm. アルプス薬品) | |||||||||||
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釣藤鈎
チョウトウコウ Uncaria Hook | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | とげ |
Property | 本品はかぎ状のとげ又はとげが対生又は単生する短い茎からなる。とげは長さ1~4cmで、湾曲して先端はとがり、外面は赤褐色~暗褐色、又は黄褐色を呈し、毛を付けるものもある。横切面は長楕円形~楕円形で、淡褐色を呈する。茎は細長い方柱形~円柱形で、径2~5mm、外面は赤褐色~暗褐色、又は黄褐色を呈し、横切面は方形で、髄は淡褐色で方形~楕円形を呈するか又は空洞化している。質は堅い。
本品はほとんどにおいがなく、味はほとんどない。本品のとげの横切面を鏡検するとき、表皮のクチクラは平滑又は歯牙状の細かい凹凸があり、師部に外接する繊維はほぼ環状に配列し、皮部の柔細胞中にはシュウ酸カルシウムの砂晶を認める。 |
Test | ドラーゲンドルフ試薬:本品の粉末1gにメタノール20mLを加え、還流冷却器を付けて水浴上で5分間煮沸した後、ろ過する。ろ液を蒸発乾固し、残留物に希酢酸5mLを加え、水浴上で1分間加温し、冷後、ろ過する。ろ液1滴をろ紙上に滴加し、風乾後、噴霧用ドラーゲンドルフ試液を噴霧して放置するとき、黄赤色を呈する。 |
Drying loss | 12.0 %以下(6時間) |
Ash content | 4.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | |
Pharmacopeia | 日局 16-p1546 |
Effect | 鎮静、鎮うん、鎮痛(頭痛など)、鎮痙、高血圧症の改善 |
Constituent | リンコフィリン、イソリンコフィリン、ヒルスチン、ヒルステイン、コリナンテイン、ジヒドロコリナンテイン、ガイソシジンメチルエーテル rhynchophylline, isorhynchophylline, hirsutine, hirsuteine, corynantheine, dihydrocorynantheine, geissoschizinemethylether |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS
Prescriptions 処方一覧
釣藤散 (チョウトウサン) 七物降下湯 (シチモツコウカトウ) 当帰芍薬散加黄耆釣藤 (トウキシャクヤクサンカオウギチョウトウ) 抑肝加芍薬 (ヨクカンカシャクヤク) 抑肝散 (ヨクカンサン) 抑肝散加陳皮半夏 (ヨクカンサンカチンピハンゲ) 抑肝散加芍薬黄連 (ヨクカンサンカシャクヤクオウレン)
歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載
利用する場合は以下を引用してください。
- 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 | 書名 | 出版年 | 記載 |
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3 | 局方医薬品承認申請の手引き | 1980 | 記載なし |
4 | 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) | 2015 | 記載なし |
5 | JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) | 1961 | 記載なし |
6 | JP8 解説書 | 1971 | 記載なし |
7 | JP9 解説書 | 1976 | 記載なし |
8 | JP10 解説書 | 1981 | 記載なし |
9 | JP11 解説書 | 1986 | 記載なし |
10 | JP12 解説書 | 1991 | 記載なし |
11 | JP13 解説書 | 1996 | 記載なし |
12 | JP14 解説書 | 2001 | 記載なし |
13 | JP15 解説書 | 2006 | 【適用】漢方処方用薬である。血圧降下や消炎、鎮痙の目的で処方に配合されている。漢方: 七物降下湯、釣藤散、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏 D-462 |
14 | JP16 解説書 | 2011 | 【適用】漢方処方用薬である。血圧降下や消炎、鎮痙の目的で処方に配合されている。漢方: 七物降下湯、釣藤散、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏 D-559 |
15 | 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) | 2007 | 神経の興奮・緊張を和らげる作用が期待される(P. 70) |
19 | 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 | 1887 | 記載なし |
20 | 『生藥學』第5版 下山順一郎 | 1901 | 記載なし |
21 | 『簡明生藥學』島崎健造 | 1909 | 記載なし |
22 | 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 | 1913 | 記載なし |
23 | 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 | 1916 | 記載なし |
24 | 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 | 1931 | 正P396: 元来は小兒の?搦を治するものなれど、成人にありては眩暈及び子宮の粘膜正分泌物ある際のみ多く内服せしむ。 |
25 | 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 | 1933 | 鎮静薬とす。頭痛、眩暈に効あり。殊に小児驚癇に用ゆ。 |
26 | 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1934 | 記載なし |
27 | 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1943 | 記載なし |
28 | 『生藥學教科書』木村康一 | 1949 | 記載なし |
29 | 『最新生薬学』刈米達夫 | 1949 | 記載なし |
30 | 『生薬学』三橋博、醫學書院 | 1958 | 記載なし |
31 | 『生薬学』第4版、藤田路一 | 1963 | 記載なし |
32 | 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 | 1965 | 記載なし |
33 | 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 | 1966 | P79: 鎮静剤 |
34 | 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 | 1967 | 記載なし |
35 | 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 | 1971 | P67: 鎮痙、鎮静薬である。 |
36 | 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 | 1973 | P400: 鎮静、鎮痙薬 |
37 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1975 | 記載なし |
38 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1976 | 記載なし |
39 | 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 | 1978 | 記載なし |
40 | 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 | 1978 | 記載なし |
41 | 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 | 1978 | 記載なし |
42 | 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 | 1980 | 記載なし |
43 | 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 1982 | 記載なし |
44 | 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1984 | 記載なし |
45 | 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 | 1987 | P64: 鎮痙鎮静薬。 |
46 | 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1987 | 記載なし |
47 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 1989 | 記載なし |
48 | 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 | 1990 | P 243: 鎮痙薬、鎮静薬、高血圧症の患者のめまい、頭痛、てんかんなどに用いる。 |
49 | 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 | 1992 | 記載なし |
50 | 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 | 1993 | 記載なし |
51 | 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 | 1997 | 記載なし |
52 | 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 | 1997 | P172: めまい、頭痛、のぼせ、精神的興奮症状、心悸亢進などに用いる。これらの症状は高血圧症に随伴して起こる症状に似る。 |
53 | 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 | 1998 | P 242: 鎮痙薬、鎮静薬、高血圧症の患者のめまい、頭痛、てんかんなどに用いる。 |
54 | 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 2001 | 記載なし |
55 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 2002 | 記載なし |
56 | 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 | 2002 | 記載なし |
57 | 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 | 2003 | P385: 釣藤鈎は高血圧に伴うめまい、精神興奮症状などに用いられる。 |
58 | 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 | 2004 | P81: めまい、頭痛、のぼせ、精神的興奮症状、心悸亢進などに用いる。これらの症状は高血圧症に随伴して起こる症状に似る。配合処方: 釣藤散、七物降下湯、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏。 |
59 | 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 | 2004 | P82: 高血圧、発熱などによる頭痛、目眩、痙攀、ひきつけなどに用いる。精神不安にも使われる。処方例: 七物降下湯、釣藤散、抑肝散 |
60 | 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 | 2005 | 記載なし |
61 | 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 | 2006 | P207: (略)漢方で高熱による小児のひきつけ、高血圧、目まいや鎮痙、消炎などに用いる。 |
62 | 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 | 2007 | P249: 大人の高血圧、めまい、立ちくらみ、妊娠期の痙攣発作。小児の痙攀やひきつけ。漢方では、清熱し、痙攣発作を治す薬能がある。小児のひきつけ・痙攣発作、高血圧およびそれに伴うめまい、立ちくらみなどを主治する。高血圧、めまい、頭痛、のぼせ、精神興奮症状、心悸亢進などに用いられる漢方処方に配剤される。 |
63 | 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS | 2007 | P254: 高血圧改善。漢方では、頭痛、のぼせ、精神的興奮症状、心悸亢進などのために用いられる。 |
64 | 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 | 2008 | P66: 鎮痙、鎮静を目的に精神不安、興奮、痙攀、めまい、頭痛などに用いられる。漢方処方: 釣藤散 |
65 | 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 | 2009 | P135: 血圧降下や消炎、鎮痙作用。(中)平肝熄風、止痙薬。方剤: 七物降下湯、釣藤散、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏など。 |
66 | 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 | 2012 | P359: 高血圧症およびその随伴症状(頭痛、めまい)の治療の漢方処方に配剤されている。 |
67 | 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 | 2012 | P60: 鎮痙薬、鎮静薬、高血圧疾患ののぼせ、めまい、頭痛、肩こり、脳循環改善、小児のひきつけ。 |
68 | 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 | 2015 | P252: もっぱら漢方に用い、高血圧・めまいなどを目的とした処方に配合される。 |
73 | 青本「化学」、薬学ゼミナール | 2016 | P574: 高血圧改善 |
74 | コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール | 2014 | 記載なし |