CrudeDrug:Gastrodiae Tuber
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General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
Contents |
天麻
テンマ Gastrodia Tuber | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 塊茎(外皮を去ったもの) |
Property | 本品は不整にやや湾曲した偏円柱形~偏紡錘形を呈し、長さ5~15cm、幅2~5cm、厚さ1~2cmである。外面は淡黄褐色~淡黄白色を呈し、輪節及び不規則な縦じわがある。質は堅い。折面は暗褐色~黄褐色でつやがあり、角質様で膠状を呈する。
本品は特異なにおいがあり、味はほとんどない。本品の横切片を鏡検するとき、柔細胞中にはシュウ酸カルシウムの束針晶を認め、でんぷん粒を認めない。 |
Test | TLC法:本品の粉末1gにメタノール5mLを加え、15分間振り混ぜた後、ろ過する。ろ液の溶媒を留去し、残留物をメタノール1mLに溶かし、試料溶液とする。この液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液10μLを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル/メタノール/水混液(8:2:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに希硫酸を均等に噴霧し、105℃で1分間加熱するとき、Rf値0.4付近に赤紫色のスポットを認める。 |
Drying loss | 16.0 %以下(6時間) |
Ash content | 4.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | |
Pharmacopeia | 日局 16-p1551 |
Effect | 鎮静、鎮痛(頭痛など)、鎮痙、強壮、鎮うん |
Constituent | バニリルアルコール、バニリン vanillylalcohol, vanillin |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS
Prescriptions 処方一覧
歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載
利用する場合は以下を引用してください。
- 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 | 書名 | 出版年 | 記載 |
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3 | 局方医薬品承認申請の手引き | 1980 | 記載なし |
4 | 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) | 2015 | 記載なし |
5 | JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) | 1961 | 記載なし |
6 | JP8 解説書 | 1971 | 記載なし |
7 | JP9 解説書 | 1976 | 記載なし |
8 | JP10 解説書 | 1981 | 記載なし |
9 | JP11 解説書 | 1986 | 記載なし |
10 | JP12 解説書 | 1991 | 記載なし |
11 | JP13 解説書 | 1996 | 記載なし |
12 | JP14 解説書 | 2001 | 記載なし |
13 | JP15 解説書 | 2006 | 【適用】漢方処方用薬である。眩暈、四肢の麻痺、痙攀を治す処方に配合されている。漢方: 半夏白朮天麻湯 D-472 |
14 | JP16 解説書 | 2011 | 【適用】漢方処方用薬である。眩暈、四肢の麻痺、痙攀を治す処方に配合されている。漢方: 半夏白朮天麻湯 D-5777 |
15 | 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) | 2007 | 記載なし |
19 | 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 | 1887 | 記載なし |
20 | 『生藥學』第5版 下山順一郎 | 1901 | 記載なし |
21 | 『簡明生藥學』島崎健造 | 1909 | 記載なし |
22 | 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 | 1913 | 記載なし |
23 | 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 | 1916 | 記載なし |
24 | 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 | 1931 | 正P72: 眩暈及頭痛を治する特効薬にして胃寒或いは湿潤等の誘引により発する四肢の筋肉疼痛を緩解し或いは卒中に基づく上肢及び下肢の知覚鈍麻、言語障害等を治するに用ゆ。 |
25 | 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 | 1933 | P17: 鎮静薬とす。頭痛、眩暈に用ゆ。 |
26 | 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1934 | 記載なし |
27 | 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1943 | 記載なし |
28 | 『生藥學教科書』木村康一 | 1949 | 記載なし |
29 | 『最新生薬学』刈米達夫 | 1949 | 記載なし |
30 | 『生薬学』三橋博、醫學書院 | 1958 | 記載なし |
31 | 『生薬学』第4版、藤田路一 | 1963 | 記載なし |
32 | 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 | 1965 | 記載なし |
33 | 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 | 1966 | P82: 強壮、鎮静剤 |
34 | 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 | 1967 | 記載なし |
35 | 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 | 1971 | P259: めまい、頭痛を治する薬とする。また精神および身体を強くする。血を補い髪を黒くして寿命を延べると書いてある。 |
36 | 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 | 1973 | P400: 強壮、鎮静薬 |
37 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1975 | 記載なし |
38 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1976 | 記載なし |
39 | 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 | 1978 | P290: 漢方ではめまい、頭痛、神経衰弱などに鎮静、鎮痙、強壮薬として半夏白朮天麻湯、沈香天麻湯などに配合する。 |
40 | 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 | 1978 | P91: 鎮痙。 民間薬として煎剤を神経衰弱に用いる。 |
41 | 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 | 1978 | 記載なし |
42 | 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 | 1980 | 記載なし |
43 | 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 1982 | 記載なし |
44 | 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1984 | 記載なし |
45 | 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 | 1987 | 記載なし |
46 | 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1987 | 記載なし |
47 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 1989 | 記載なし |
48 | 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 | 1990 | P321: 強壮、鎮静、鎮痙、鎮痛薬。 |
49 | 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 | 1992 | 記載なし |
50 | 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 | 1993 | 記載なし |
51 | 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 | 1997 | 記載なし |
52 | 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 | 1997 | P193: 頭痛、めまい、半身不随、四肢の痙攀などに鎮静、抗痙攀薬として配合する。 |
53 | 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 | 1998 | P321: 強壮、鎮静、鎮痙、鎮痛薬。 |
54 | 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 2001 | 記載なし |
55 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 2002 | 記載なし |
56 | 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 | 2002 | 記載なし |
57 | 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 | 2003 | P141: 中国などでは、鎮静、鎮痙を目的として頭痛、ヒステリー症、てんかん、半身不随、手足の拘攀・疼痛、リウマチ痛などに応用される。漢方では肝の機能を整える目的で配合される。 |
58 | 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 | 2004 | 記載なし |
59 | 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 | 2004 | 記載なし |
60 | 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 | 2005 | 記載なし |
61 | 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 | 2006 | P246: (略)強壮薬とする。 |
62 | 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 | 2007 | P319: もっぱら漢方に使い、肝の虚によるめまい、頭痛を治す、痙攣発作を鎮める薬能がある。めまい、四肢の麻痺、半身不随、言語障害、小児の痙攀、ひきつけなどを主治する。頭痛、めまい、四肢の痙攀などを治すとされる漢方処方に配剤される。 |
63 | 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS | 2007 | P126: 鎮痙、鎮痛、強壮 |
64 | 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 | 2008 | P67: 鎮静、鎮痙作用があり、頭痛、めまい、神経衰弱などに用いられる。漢方処方: 半夏白朮天麻湯。 |
65 | 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 | 2009 | P215: 強壮、鎮静、鎮痙、鎮痛薬。(中)平肝熄風薬。方剤: 半夏白朮天麻湯。めまい、四肢の麻痺、痙攀を治す処方に配合されている。 |
66 | 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 | 2012 | 記載なし |
67 | 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 | 2012 | P114: 鎮静、鎮痙薬として漢方処方用薬。 |
68 | 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 | 2015 | P262: もっぱら漢方に用い、一部の処方に配合される。 |
73 | 青本「化学」、薬学ゼミナール | 2016 | 記載なし |
74 | コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール | 2014 | 記載なし |