Edibility:Cucumis

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Edibility, Medicinal Usage (食品,薬品用途)

For comprehensive information, visit Cucumis page. All genera with edibility information is here. (BY Shigehiko Kanaya)

Cucumis melo var. inodorus

[原産]メロン類の原産地はアフリカである。ハミウリの原産はウルグイ自治区ハミ地区。古代にエジプトから中央アジアに伝わり、栽培の中心となった。 出典:池部誠、野菜探検隊世界を歩く、文芸春秋(1986)

Cucumis melo var. conomon

[実] [原産]アジア南部(インド)[日本伝来]長屋王家木簡に加須津毛瓜あるいは醤津毛瓜と書かれているのはシロウリ。瓜の栽培法は「延喜内膳式」にきされており、平安時代の害虫除去法が説明されている。 出典:廣野卓、食の万葉集、中公新書、1452(1998);高嶋四郎編著、歳時記京の伝統野菜と旬野菜、トンボ出版(2003)

Cucumis melo var.makuwa

[実]生食、茨城県にはマクワウリの鉄砲漬けがある。 [日本伝来]奈良県唐古遺跡、静岡登呂遺跡、韮山山木遺跡、愛媛県土居窪遺跡などの縄文・弥生遺跡から種が出土。 出典:廣野卓、食の万葉集、中公新書、1452(1998)

Cucumis sativus

生食 華南型と華北型:華南型キュウリは、低温でも成長し着果する、黒いぼを持つキュウリで春に収穫される。春キュウリは果皮が硬く、果肉は粘質で歯切れがわるかった。華南型在来品種は、戦国時代から江戸時代初期に各地に伝わったと推定されている。華南型在来品種の中で「青大群」が晩生で、暑さや病気に強く、敷藁の上につるを這わせてつくる地這作りによって栽培された。地這作り向きの系統として「青長群」は、1970年頃までは促成栽培用として作られた。華北型キュウリは白いぼを持つキュウリで夏に収穫される。夏キュウリは果皮が薄く、歯切れがよかった。夏キュウリの美味しさを春に収穫するために、かぼちゃに夏キュウリを接いで成長を速める方法が開発され、夏型であった栽培種「ときわ」が春から収穫できるようになった。華北型キュウリは華南型キュウリに比べて、昼間の時間が長い夏でも、比較的安定して雌花をつけるので、春から夏にかけての栽培が容易であった。華北型キュウリの品種である「三尺キュウリ」群(笠置三尺、兵庫三尺など)の栽培品種がある。第二次世界大戦中に中国から移入された「山東」と「四葉(すうよう)」は歯切れがよく、爽快感があった。華南型キュウリと華北型キュウリの交配により、性質の異なる春型雑種(関西、北陸、東北で栽培された大阪の「毛馬」、京都の「聖護院」、新潟の「刈羽」など)と夏型雑種(「芯止」)が登場した。「芯止」は、果肉が歯切れがよく、やわらかく以降キュウリ育種の基本型となった。「芯止」と「霜不知」の交配から「ときわ」(1959)が生まれた。;ピクルス型:江戸時代から知られている「酒田」とその改良型「最上」があり、日本海側では栽培されている。[原産]「栽培植物の起源」(アルフォンス・ドゥ・カントル著、1883)では、原産地をインド最北部と推定されている。インドでは3000年以上も前からキュウリの栽培が行われている。[日本伝来]「本草和名」(918)には、胡瓜と加良宇利として、「倭名類聚抄」(935)に曽波宇利と記述があることから、遣唐使によりもたらされたと推定される。「農業全書」(宮崎安貞著、1697)に、キュウリが京や江戸より地方で栽培されたことが書かれている。 出典:大場秀章、サラダ野菜の植物史、新潮選書(2004);廣野卓、食の万葉集、中公新書、1452(1998)
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