CrudeDrug:Achyranthis Radix
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General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
Contents |
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Photographs of Achyranthes Root (ゴシツ) (by Alps Pharm. アルプス薬品) | |||||||||
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牛膝
ゴシツ Achyranthes Root | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 根 |
Property | 本品は主根又は側根を伴う主根からなり、根頭はわずかに根茎を付けるか、又は根茎部は切除されている。主根は細長い円柱形でときにやや湾曲し、長さ15~90cm、径0.3~0.7cm、外面は灰黄色~黄褐色で、多数の縦じわ及びまばらに側根の跡がある。折面は平らで、周辺部は灰白色~淡褐色を呈し、中心部に黄白色の木部を認める。質は堅くてもろいか、又はやや柔軟である。
本品はわずかににおいがあり、味はわずかに甘く、粘液性である。本品の横切片を鏡検するとき、皮部はやや明らかな形成層によって木部と区別できる。木部の中心には小さい原生木部があり、これを囲んで多数の維管束が同心円状に配列する。柔細胞中にはシュウ酸カルシウムの砂晶を含み、でんぷん粒は認めない。 |
Test | 起泡試験:本品の粉末0.5gを水10mLに加え、激しく振り混ぜるとき、持続性の微細な泡を生じる。 |
Drying loss | 17.0 %以下(6時間) |
Ash content | 10.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | 1.5 %以下 |
Pharmacopeia | 日局 16-p1492 |
Effect | 利尿、婦人病(月経不順など)の改善 |
Constituent | エクジステロン、イノコステロン、オレアノール酸 ecdysterone, inokosterone, oleanic acid |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS
Prescriptions 処方一覧
大防風湯 (ダイボウフウトウ) 牛車腎気丸 (ゴシャジンキガン) 牛膝散 (ゴシツサン) 痿証方 (イショウホウ) 加味四物湯 (カミシモツトウ) 芎帰調血飲第一加減 (キュウキチョウケツインダイイチカゲン) 折衝飲 (セッショイン) 疎経活血湯 (ソケイカッケツトウ)
歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載
利用する場合は以下を引用してください。
- 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 | 書名 | 出版年 | 記載 |
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3 | 局方医薬品承認申請の手引き | 1980 | 収載なし |
4 | 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) | 2015 | 収載なし |
5 | JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) | 1961 | 【薬効】 漢方医流では婦人の月経不調、悪血を治す要薬とされ、また利尿作用があって腰脚関節のとう痛、しびれ、水腫、尿利不利に対して効果を期待している。 【適用】 トウキ、シャクヤクと配合して婦人の月経不調に用い、トウニン、コウカと配合して悪血を治し、ブクリョウ、タクシャ、シャゼンシ等と配合して尿利不利を治すとされている。 (略) 2-196 |
6 | JP8 解説書 | 1971 | 【適用】 漢方医術では婦人の月経不調、悪血を治す要薬とされ、また利尿作用があって腰脚関節の疼痛、しびれ、水腫、尿利不利に対して効果を期待している。 トウキ、シャクヤクと配合して婦人の月経不調に用い、トウニン、コウカと配合して悪血を治し、ブクリョウ、タクシャ、シャゼンシなどと配合して尿利不利を治すとされている。 (略)。 2-232 |
7 | JP9 解説書 | 1976 | 【薬効】 〔薬理〕 (略)。 【適用】 駆?血、通経、利尿の目的で漢方方剤に配合されるが、腰膝関節の痛み、しびれに応用されることが多い。 D-291 |
8 | JP10 解説書 | 1981 | 【適用】 主として漢方処方用薬である。 漢方方剤: (略) D-303 |
9 | JP11 解説書 | 1986 | 【適用】 主として漢方処方用薬であり、婦人薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-315 |
10 | JP12 解説書 | 1991 | 【適用】主として漢方処方用薬であり、婦人薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。漢方: 牛膝散、牛車腎気丸、折衝飲、疎経活血湯 D-316 |
11 | JP13 解説書 | 1996 | 【適用】主として漢方処方用薬であり、婦人薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。漢方: 牛膝散、牛車腎気丸、折衝飲、疎経活血湯 D-353 |
12 | JP14 解説書 | 2001 | 【適用】主として漢方処方用薬であり、婦人薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。漢方: 牛膝散、牛車腎気丸、折衝飲、疎経活血湯 D-383 |
13 | JP15 解説書 | 2006 | 【適用】主として漢方処方用薬であり、婦人薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。漢方: 牛膝散、牛車腎気丸、折衝飲、疎経活血湯 D-246 |
14 | JP16 解説書 | 2011 | 【適用】主として漢方処方用薬であり、婦人薬とみなされる処方およびその他の処方に少数例配合されている。漢方: 牛膝散、牛車腎気丸、折衝飲、疎経活血湯 D-273 |
15 | 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) | 2007 | 記載なし |
19 | 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 | 1887 | 記載なし |
20 | 『生藥學』第5版 下山順一郎 | 1901 | 記載なし |
21 | 『簡明生藥學』島崎健造 | 1909 | 記載なし |
22 | 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 | 1913 | 記載なし |
23 | 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 | 1916 | 記載なし |
24 | 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 | 1931 | 正P106: 腰脚の筋を強むる薬剤として、脚気、関節炎痛風等に用ひ、其他打撲症切創、痲疾、腹痛等の疼痛を緩解し、間歇熱を治す。 |
25 | 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 | 1933 | P249: 利尿薬とす。 |
26 | 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1934 | 記載なし |
27 | 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1943 | 記載なし |
28 | 『生藥學教科書』木村康一 | 1949 | 記載なし |
29 | 『最新生薬学』刈米達夫 | 1949 | 記載なし |
30 | 『生薬学』三橋博、醫學書院 | 1958 | 記載なし |
31 | 『生薬学』第4版、藤田路一 | 1963 | 記載なし |
32 | 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 | 1965 | P30: 漢方: 駆?血剤。補陰湯など |
33 | 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 | 1966 | P87: 駆?血剤 |
34 | 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 | 1967 | P75: 利尿、浄血、通経剤。また脚気、関節炎、中風に用いる。 |
35 | 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 | 1971 | P238: 通経、利尿、不老、強壮 |
36 | 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 | 1973 | P217: 通経、利尿、不老、強壮。 |
37 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1975 | 記載なし |
38 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1976 | 記載なし |
39 | 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 | 1978 | P45: 漢方で利尿、通経、強壮薬として方剤に配合する。 |
40 | 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 | 1978 | P44: 通経、利尿剤として他剤に配合し、婦人の月経不順、神経痛、水腫などに用いる。 |
41 | 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 | 1978 | P45: 利尿、通経、浄血薬に用いるが、いずれも漢方処方に配合される。 |
42 | 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 | 1980 | P119: 利尿、駆?血 |
43 | 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 1982 | P262: 漢方で駆?血、通経、利尿、関節痛改善などの目的に用いる。 |
44 | 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1984 | P160: 漢方で理血薬(腰脚部の疼痛、月経痛、排尿痛、排尿困難などに)として処方。 |
45 | 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 | 1987 | P73: 利尿、浄血、通経剤。また脚気、関節炎、中風に用いる。 |
46 | 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1987 | P196: 漢方で理血薬(腰脚部の疼痛、月経痛、排尿痛、排尿困難などに)として処方。 |
47 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 1989 | P105: 漢方で利尿、通経、強壮薬として、牛膝散、折衝飲、疎経活血湯などの処方に配合される。 |
48 | 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 | 1990 | P312: 利尿、通経薬 |
49 | 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 | 1992 | P105: 漢方で利尿、通経、強壮薬として、牛膝散、折衝飲、疎経活血湯などの処方に配合される。 |
50 | 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 | 1993 | P165: 漢方で理気薬とし、駆?血、通経、利尿、関節痛改善などのために婦人薬などに配合。 |
51 | 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 | 1997 | P190: 漢方処方用薬(婦人薬) |
52 | 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 | 1997 | P147: 駆?血、通経、利尿作用、腰脚関節の痛み、しびれ。 |
53 | 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 | 1998 | P312: 利尿、通経薬 |
54 | 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 2001 | P257: 漢方で駆?血、通経、利尿、関節痛改善などの目的に用いる。 |
55 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 2002 | P137: 漢方で利尿、通経、強壮薬として、牛車腎気丸などの処方に配合される。 |
56 | 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 | 2002 | P151: 通経、利尿 |
57 | 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 | 2003 | P213: 漢方では、利水や美肌を目的に配合される。 |
58 | 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 | 2004 | 記載なし |
59 | 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 | 2004 | P58: 利水、駆?血作用があり、腰膝や関節の疼痛、水腫、排尿痛、排尿困難、小便不利、血尿、頭痛、目眩、無月経、産後の腹痛に応用する。処方例: 牛車腎気丸、折衝飲、疎経活血湯 |
60 | 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 | 2005 | 記載なし |
61 | 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 | 2006 | P123: 漢方では、婦人薬などに配合されている。 |
62 | 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 | 2007 | P126: もっぱら漢方に使い、?血を除く、化膿性の腫れ物を治す薬能がある。血尿、無月経、難産、後産の下りないもの、産後の?血による腹痛、咽喉炎、化膿性の腫れ物、打撲傷などを主治する。婦人薬とみなされる漢方処方に配剤される。 |
63 | 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS | 2007 | P2: 抗アレルギー、抗腫瘍作用。漢方では、通経や利尿、関節炎や腰痛のために用いられる。 |
64 | 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 | 2008 | P48: 通経、利尿薬。漢方処方: 牛車腎気丸など |
65 | 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 | 2009 | P205: 利尿、通経薬。(中)活血化?薬。方剤: 牛膝散、牛車腎気丸、疎経活血湯。 |
66 | 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 | 2012 | 記載なし |
67 | 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 | 2012 | P76: 漢方処方用薬。 |
68 | 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 | 2015 | P126: もっぱら漢方処方薬とする。 |
73 | 青本「化学」、薬学ゼミナール | 2016 | P580: 抗アレルギー、抗腫瘍 |
74 | コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール | 2014 | 記載なし |