CrudeDrug:Anemarrhenae Rhizoma
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General Index | Names | Prescriptions | Books | Journals | Terminology | Chinese Medicines |
Contents |
知母
チモ Anemarrhena Rhizome | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 根茎 |
Property | 本品はやや偏平なひも状を呈し、長さ3~15cm、径0.5~1.5cm、わずかに湾曲してしばしば分岐する。外面は黄褐色~褐色を呈し、上面には一条の縦みぞと毛状となった葉しょうの残基又は跡が細かい輪節となり、下面には多数の円点状のくぼみとなった根の跡がある。質は軽くて折りやすい。横切面は淡黄褐色を呈し、これをルーペ視するとき、皮部は極めて狭く、中心柱は多孔性を示し、多くの維管束が不規則に点在する。
本品は弱いにおいがあり、味はわずかに甘く、粘液性で、後に苦い。 |
Test | (1)起泡試験、塩化鉄(III)試液:本品の粉末0.5gを試験管にとり、水10mLを加えて激しく振り混ぜるとき、持続性の微細な泡を生じる。また、これをろ過し、ろ液2mLに塩化鉄(III)試液1滴を加えるとき、黒緑色の沈殿を生じる。 (2)Liebermann-Burchard反応:本品の粉末0.5gに無水酢酸2mLを加え、水浴上で振り混ぜながら2分間加温した後、ろ過し、ろ液に硫酸1mLを穏やかに加えるとき、境界面は赤褐色を呈する。 |
Drying loss | |
Ash content | 7.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | 2.5 %以下 |
Pharmacopeia | 日局 16-p1545 |
Effect | 解熱、利尿、鎮静 |
Constituent | チモサポニンAIII、マンギフェリン timosaponin AIII, mangiferin |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS
Prescriptions 処方一覧
歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載
利用する場合は以下を引用してください。
- 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 | 書名 | 出版年 | 記載 |
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3 | 局方医薬品承認申請の手引き | 1980 | 記載なし |
4 | 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) | 2015 | 記載なし |
5 | JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) | 1961 | 【適用】 煩熱、口渇などを目標に解熱、鎮静、利尿剤として用いる。 2-377 |
6 | JP8 解説書 | 1971 | 【薬効】 (略)。 【適用】 煩熱、口渇などを目標に下熱、鎮静、利尿薬として用いる。 2-446 |
7 | JP9 解説書 | 1976 | 【薬効】 〔薬理〕 (略)。 【適用】 漢方では煩熱、口渇などを目標に解熱、消炎、鎮静、利尿薬として他薬と配合して用いる。 D-575 |
8 | JP10 解説書 | 1981 | 【適用】 漢方処方用薬である。 漢方方剤: (略) D-591 |
9 | JP11 解説書 | 1986 | 【適用】 漢方処方用薬である。解熱薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-627 |
10 | JP12 解説書 | 1991 | 【適用】 漢方処方用薬である。解熱薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-622 |
11 | JP13 解説書 | 1996 | 【適用】 漢方処方用薬である。解熱薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-699 |
12 | JP14 解説書 | 2001 | 【適用】 漢方処方用薬である。解熱薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-746 |
13 | JP15 解説書 | 2006 | 【適用】 漢方処方用薬である。解熱薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-451 |
14 | JP16 解説書 | 2011 | 【適用】 漢方処方用薬である。解熱薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合されている。 漢方処方: (略) D-547 |
15 | 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) | 2007 | 記載なし |
19 | 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 | 1887 | 記載なし |
20 | 『生藥學』第5版 下山順一郎 | 1901 | 記載なし |
21 | 『簡明生藥學』島崎健造 | 1909 | 記載なし |
22 | 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 | 1913 | 記載なし |
23 | 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 | 1916 | 記載なし |
24 | 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 | 1931 | 正P14: 解熱薬としては熱性病者に、清涼薬としては口渇を覚え水を欲する際に与ふるものにして、往々咳嗽を伴う潮熱にも用ゆ。 |
25 | 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 | 1933 | P35: 解熱薬とす。 |
26 | 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1934 | 記載なし |
27 | 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 | 1943 | 記載なし |
28 | 『生藥學教科書』木村康一 | 1949 | 記載なし |
29 | 『最新生薬学』刈米達夫 | 1949 | 記載なし |
30 | 『生薬学』三橋博、醫學書院 | 1958 | 記載なし |
31 | 『生薬学』第4版、藤田路一 | 1963 | 記載なし |
32 | 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 | 1965 | P66: 漢方: 清涼解熱、利尿、鎮静剤。桂芍知母湯など |
33 | 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 | 1966 | P80: 清涼、解熱、利尿、鎮静剤 |
34 | 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 | 1967 | P105: 解熱、利尿、止渇、鎮静薬。 |
35 | 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 | 1971 | P293: 身体を潤し鎮静する作用がある。 |
36 | 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 | 1973 | P400: 消炎、解熱、止瀉、利尿、鎮静薬 |
37 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1975 | 記載なし |
38 | 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 | 1976 | 記載なし |
39 | 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 | 1978 | P264: 煩熱、口渇を治す目的で解熱、消炎、鎮静、利尿薬として漢方処方に配合する。 |
40 | 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 | 1978 | P88: 鎮静、利尿、清涼、解熱、止瀉作用があり、腎経の煩熱に効ありとされる。 |
41 | 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 | 1978 | P29: 解熱、利尿、鎮静薬として漢方に配合される。 |
42 | 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 | 1980 | P138: 清涼、解熱、利尿、鎮静 |
43 | 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 1982 | P293: 漢方で消炎、解熱、鎮静、利尿を目標に煩熱、口渇などの症状に用いる。 |
44 | 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1984 | P276: 漢方で清熱薬(高熱、微熱、のどのかわき、のぼせ、ほてりなどに)として処方。 |
45 | 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 | 1987 | P107: ウサギ、マウスなどで血糖値を低下させる。 |
46 | 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 | 1987 | P320: 漢方で清熱薬(高熱、微熱、のどのかわき、のぼせ、ほてりなどに)として処方。 |
47 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 1989 | P249: 漢方で消炎、下熱、止瀉、利尿、鎮静薬として用いる。酸棗仁湯など。 |
48 | 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 | 1990 | P335: 解熱、鎮痛、利尿、鎮咳薬。 |
49 | 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 | 1992 | P250: 漢方で消炎、下熱、止瀉、利尿、鎮静薬とし?ト用いる。 |
50 | 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 | 1993 | P126: 解熱、消炎、鎮静、利尿。漢方で清熱瀉火、滋腎潤燥の薬とし、煩熱、口渇などに用いる。 |
51 | 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 | 1997 | P212: 漢方処方用薬(解熱薬とみなされる処方に配合) |
52 | 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 | 1997 | P202: 消渇、熱中を治し、邪気や肢体の浮腫を除き、水を下し、不足を補い、気を益すとされる。解熱、鎮静、消炎、利尿、鎮咳、止瀉などを目的として配合される。 |
53 | 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 | 1998 | P335: 解熱、鎮痛、利尿、鎮咳薬。 |
54 | 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 | 2001 | P287: 漢方で消炎、解熱、鎮静、利尿を目標に煩熱、口渇などの症状に用いる。 |
55 | 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 | 2002 | P291: 漢方で消炎、解熱、止瀉、利尿、鎮静薬として用いる。酸棗仁湯など。 |
56 | 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 | 2002 | P154: 解熱、鎮静、利尿 |
57 | 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 | 2003 | P393: 知母は解熱、鎮静、消炎などを目標とした方剤に配合されている。漢方では、発熱による胸部の不快感、糖尿病、寝汗や口渇を緩解する目的で配合される。 |
58 | 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 | 2004 | P79: 漢方では解熱薬とみなされる処方などに配剤される。配合処方: 白虎湯、白虎加桂枝湯、白虎加人参湯、酸棗仁湯など。 |
59 | 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 | 2004 | P81: 解熱作用があり、熱による煩悶、口渇、便秘などに応用する。処方例: 酸棗仁湯、辛夷清肺湯、消風散、滋陰降火湯、滋陰至宝湯、白虎加人参湯 |
60 | 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 | 2005 | 記載なし |
61 | 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 | 2006 | P232(略)漢方で消炎解熱薬とする。 |
62 | 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 | 2007 | P296: もっぱら漢方に使い、清熱する、煩躁感を除き、便通をはかる薬能がある。発熱による煩躁や不快感、肺の炎症による咳嗽、乾燥性便秘、小便不利、糖尿病などを主治する。解熱薬とみなされる漢方処方に配剤される。 |
63 | 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS | 2007 | P18: 解熱、血糖降下、抗消化性潰瘍 |
64 | 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 | 2008 | P65: 解熱薬とみなされる処方などに配合される。漢方処方: 白虎湯など |
65 | 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 | 2009 | P235: 血糖降下、解熱、血小板凝集抑制。溶血作用およびNa+、K+-ATPアーゼ阻害作用。(中)清熱瀉火薬。方剤: 白虎湯、白虎加桂枝湯、白虎加人参湯、酸棗仁湯、滋陰降火湯、滋陰至宝湯、消風散、辛夷清肺湯。 |
66 | 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 | 2012 | 記載なし |
67 | 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 | 2012 | P113: ウサギ、マウスなどで血糖値を低下させる。 |
68 | 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 | 2015 | P250: もっぱら漢方に用いる。 |
73 | 青本「化学」、薬学ゼミナール | 2016 | P583: 解熱 |
74 | コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール | 2014 | 記載なし |