CrudeDrug:Capsici Fructus
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蕃椒
トウガラシ Capsicum | |
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Species * ... non-plant |
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Part(s) Used | 果実 |
Property | 本品は長円錐形~紡錘形を呈し、しばしば曲がり長さ3~10cm、幅約0.8cmで、外面は暗赤色~暗黄赤色でつやがあり、果皮の内部はうつろで、通例、2室で多数の種子がある。種子はほぼ円形で偏平、淡黄赤色を呈し、径約0.5cmである。本品は、通例、がく及び果柄を付けている。
本品は弱い特異なにおいがあり、味はやくように辛い。 |
Test | TLC法:本品の粉末2.0gにエタノール5mLを加え水浴上で5分間加温し、冷後、遠心分離し、上澄液を試料溶液とする。別に薄層クロマトグラフィー用(E)-カプサイシン1mgをエタノール1mLに溶かし、標準溶液とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液及び標準溶液10μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次にジエチルエーテル/メタノール混液(19:1)を展開溶媒として約12cm展開した後、薄層板を風乾する。これに2,6-ジブロモ-N-クロロ-1,4-ベンゾキノンモノイミン試液を均等に噴霧し、アンモニアガス中に放置するとき、試料溶液から得たスポットは、標準溶液から得た青色のスポットと色調及びRf値が等しい。 |
Drying loss | 14.0 %以下(6時間) |
Ash content | 8.0 %以下 |
Acid-insoluble ash | 1.2 %以下 |
Pharmacopeia | 日局 16-p1552 |
Effect | 皮膚刺激、健胃 |
Constituent | カプサイシン、ジヒドロカプサイシン、カプサンチン、β-カロテン、カプサイコシド、アスコルビン酸 capsaicin, dihydrocapsaicin, capsanthin, beta-carotene, capsicoside, ascorbic acid |
Links |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS